Author Archive

Mr.Children のCDジャケットも担当した、イギリス人プロカメラマン – アルフィーのセミナーやりました!

2019-04-17

ミスチルのCDジャケットを担当したイギリス人プロカメラマンのアルフィーによるセミナー。

プラクティカルフォト1級を取得し、その上のクラスを受けるフォトグラファーズラボメンバーのみなさんが参加されました。

街の中にもたくさんの被写体があります。

アルフィーは、カメラが大切なんではなく、被写体を探せる目が大切だと言います。

日本人にはない思考、感覚、感性をみなさん得られたこととおもいます。

みなさん、楽しんでくださっていて良かったです^_^

お疲れ様でした。

写真の資格がとれる
プラクティカルフォト認定講座のHPはこちらからどうぞご覧ください。

Art Photo 展 in 2018 受賞者発表

2019-01-25

header-2018
6月13日から5日間にわたり開催された「JEARA公式 art photo展 in 2018」は、ご来場の方々から多数のご好評をいただき、終了致しました。
当展覧会では、準1級以上を取得したフォトグラファー65名、及びアートフォト認定講座監修者の講師の作品が出展され、講師の作品を除く作品の中から、下記の賞が選ばれました。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
受賞者の皆様には、賞状・賞金をお送りいたします。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「 ベストフォトグラファー賞 」
「 ベストフォトグラファー賞 」(practical photo認定講座 監修者・講師・プロカメラマン 宮木和佳子、出原麗、村上由美、高橋昌也により選定 1名)

「 オーディエンス賞 」
(ご来場者投票により選定 – 最優秀賞・優秀賞・奨励賞)

選定者紹介

s_miyaki

宮木和佳子/JEARA Practical Photo認定講座監修者

日本大学芸術学部 写真学科卒業。TV、雑誌、広告、ファッション、写真集、映画等、様々なジャンルで15年間活躍し続ける現役女性プロカメラマン。「金丸茂嶺賞」受賞や「日韓若手カメラマンON&OFF」にて若手カメラマン厳選50人に選ばれるなど若手時代から頭角を現す。2011年からは、カメラマンとして勢力的に撮影する傍ら、指導にも力を入れる。実践で使えるテクニックを女性目線で分かりやすく指導する力に評価が高い。


s_Photo_18-07-16-21-18-15.044

出原麗/JEARA プラクティカルフォト認定講座・講師・プロカメラマン

日本大学芸術学部写真学科卒業。プラクティカルフォト認定講座新宿校講師。
写真好きの父親の影響で、小学生の頃よりフィルムカメラで撮影を始める。中学で一眼レフに触れ始め、高校時代は写真ブーム真っ只中で青春を過ごす。日本大学芸術学部写真学科に進学し、本格的に写真を学ぶ。
大学卒業後は、20代は専業主婦として二児の育児に専念。30代で写真スタジオに就職、アシスタント修行の後、カメラマンとなる。スタジオでは人物撮影を主に撮影し、1000人以上の撮影を行う。女性や子どもの撮影を得意とする。現在はフリーランスカメラマンとして活動中。人物撮影、ライブ、舞台、企業HP等々。
当講座の理念、学びやすさに共感し6期より新宿校講師を務める。受講生1人1人の成長を大切にし、写真添削にも力を入れている。


y-murakami

村上 由美/JEARA プラクティカルフォト認定講座・講師・プロカメラマン

「ブルーインパルスをもっとかっこよく撮りたい!」という思いからカメラマンを志し、本格的に写真を学ぶ。現在は、ブルーインパルスをはじめ世界の戦闘機の撮影の他、ジャルジャル(舞台撮影・コント会議内での撮影と出演)・ミスインターナショナル(同行撮影)をはじめとする音楽、お笑いライブのバックステージ撮影、プロレスのリングサイド撮影、選手の宣材撮影など、幅広いジャンルでカメラマンとして活動中。ライブ感、臨場感が伝わる、瞬間の動きや表情をおさえた表現力の高い写真に定評がある。カメラマンとしてより幅を広げ、指導スキルを身に付ける為、Practical photo1級・Practical photo認定講座インストラクター資格を取得し、現在は講師としても活動中。カメラマンとしての現場での経験を活かした、より実践的でわかりやすい指導で人気が高い。


masaya_takahashi

高橋 昌也/JEARA プラクティカルフォト認定講座・講師・プロカメラマン

1985年生まれ。とある人の言葉で、レクサス整備士から一転カメラマンを目指し上京。学校在学中から広告系カメラマンのアシスタントに付き、2年の経験を経て独立。広告、雑誌、アーティストの他物撮り等、被写体を選ばず活動。レタッチャ ーや撮影オペレーターとして、有名タレント広告や美容雑誌等の仕事を受ける他、デジタルやレタッチに関しても技術を持っている。山寺宏一、金田朋子、鈴木紗理奈、ももいろクローバーZ(敬称略)など著名人も撮影している。雑誌では、ディ スカバー・ジャパン、SEDA、スタイルマガジン他、有名ファッションブランドの撮影や、化粧品広告の撮影にも携わっている。カメラマンとしてだけでなく、レタッチスキルも高いことから、講師からもレタッチの質問を受けることも多い。


総評 – 宮木 和佳子 –

「世界を少し奪ってみた」というタイトルは、今回私たち講師も大きな挑戦でした。
それぞれに解釈が出来る言葉ではあるものの、
その言葉の強さに怖じ気づいてしまったり、「策に溺れる」ことはないだろうか、という不安も少しありました。

しかし皆様は大きな悩みと努力、試行錯誤をもって、
そのテーマを一生懸命に解釈し形にしてくれました。
とても良かったと思います。

昨年もお伝えしましたが、展示作品には「必然性」が必要です。
そして作品における必然性とは、「飾られるに値する写真」という意味を持っています。
飾られるに値する写真とは、撮影から展示までに通過するべき多くの段階を踏んでも尚、「作品」として、「魅せる」力があり、隣り合う写真に存在感を奪われることなく見た人の記憶に残留することができる写真です。

展示をすることは、かならず見に来てくれる人の時間や都合を「奪い」ます。

見に来てよかった、と思われる様な写真であることは展示をする上で最低条件でもあると思っています。
ご自身で考えていかがだったでしょうか?

被写体のチカラだけではない「自分なりの写真の追求」をこれからも続けてほしいと思いますし、
丁寧にしっかりと積み重ねていけば、また来年はもっと良い写真が展示出来ると思います。
世界を奪いながら、躍動を感じて是非、来年もまた参加してください。

宮木和佳子


 

※当サイトの画像を無断で複製・転載・使用することは、禁止です。
  
(掲載されている作品は、ご受賞者様の素敵な作品をぜひ、皆様にもご覧いただければと思い、ご本人様よりご承諾いただいた上、公開させていただいております。作者の皆様には改めて感謝申し上げます。)
<受賞作品発表>

ベストフォトグラファー賞 一枚絵部門 大賞
クレジットあり>s_浜利光640px-426px

『 Per Rosignano 』
photo by charley!(浜 利光)

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


 
ベストフォトグラファー賞 組写真部門 大賞
ク>s_小池陽子640×640px


『 夢か現(うつつ)か幻か 』
photo by Yoko Koike

準1級資格取得者


 

オーディエンス賞
(ご来場者投票により選定 – 最優秀賞・優秀賞・奨励賞)

最優秀賞( 73票 )


ク>s_杉稚菜640px-426px



『 風趣 』
photo by おすぎ

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


優秀賞( 65票 )


ク>s_安藤穣640px-522px



『 水の星の小さな仲間 』
photo by 安藤 穣

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


奨励賞( 50票 )


ク_s_青木優子640px-480px



『 瞬彩を紡ぐ 』
photo by 青木 優子

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
受賞者の皆様には、賞状・賞金をお送りいたします。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
      ベストフォトグラファー賞大賞【 ノミネート作品 】
ベストフォトグラファー賞にノミネートされた作品をご紹介いたします。
クレ_小川千夏


『 dialogue 』
photo by 小川千夏

準1級資格取得者


 
クレ_s_矢浪陽子


『 遺されたもの そして私は 』
photo by Yoko Yanami

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


 
クレ_s_相馬一仁


『 Angel’s guidance 』
photo by 相馬 一仁

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


 
クレ_s_MA.HIRO(新妻浩)


『 音が消え 刻は止まり この世界に独り佇む 』
photo by MA.HIRO

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


 

フォトグラファー達が学んだ「プラクティカルフォト」とは?

pp-bt

グラミー賞を3度も受賞したジャズピアニストを撮影しました!

2018-11-30

写真の資格講座「プラクティカルフォト」では、1級所有者の方に、撮影実践の場として、
音楽サロン 偶然劇場にカメラマンとして入ることを不定期でやっていいます。

偶然劇場では、プロフェッショナルなミュージシャンが演奏をしています。
そこでカメラマンとして入ることで、教室では学べない、実践的な学びや気づきをえられます。

実は、プロフェッショナルなミュージシャンとは、、、
驚くようなプロフェッショナルです。

一流のミュージシャンです。

たとえば、、、

日本が生んだ世界的ジャズピアニスト
小曾根真さん

も撮影させていただきました。

グラミー賞を3度も受賞したジャズピアニスト
ゴンザーロさん

も目のまえで撮影させていただきました。


2018-11-24-18.52修正版_R
その他に、

ジャズの巨匠 オスカーピーターソンの愛弟子で跡継ぎといわれている
ロビーボトスさん

も間近で撮影させていただきました。

私達JEARAでは、こういった経験は、写真のスキル面だけでなく、
その人の人間力までも上げてしまう力があると思っています。

JEARAでは、そんな環境をこれからもつくっていき、感動とともに
参加される方のなにかしらの希望と、前に進む行動につながれば嬉しいです。

9/29、9/30の <プラクティカルフォト認定講座 体験クラスご予約> の皆様へ

2018-09-28

9/29、9/30の
<プラクティカルフォト認定講座体験クラスご予約>
の皆様へ

9/29、9/30のプラクティカルフォト認定講座 体験クラスは開催を予定してます。

ですが、現在台風が接近しておりまして、
まんがいち台風のため急きょ休講となる場合は、
当日の朝、9:00までに休講のご案内をこちらのページにアップいたします。

———————————

【プラクティカルフォト認定講座 体験クラス】

■ 9/29 (土) :開催します。(9/29 9:00更新)

■ 9/30 (日) :開催します。(9/30 9:01更新)

———————————

当日9:00以降にこちらをご確認お願いいたします。
こちらに休講のご案内のアップがない場合は、開催されますのでどうぞご参加くださいませ。

お手数をおかけしまして申し訳ございませんが、宜しくお願いいたします。

一般社団法人 日本アート教育振興会
事務局 プラクティカルフォトチーム

2017年art photo 展 受賞者発表!

2017-07-13

header-2017

6月15日から6日間にわたり開催された「JEARA公式 art photo展 in 2017」は、ご来場の方々から多数のご好評をいただき、終了致しました。
当展覧会では、準1級以上を取得したフォトグラファー46名、及びアートフォト認定講座監修者の講師の作品が出展され、講師の作品を除く作品の中から、下記の賞が選ばれました。

※受賞者の皆様には、7月中に賞状をお送りいたします。

「 ベストフォトグラファー賞 」
「 ベストフォトグラファー賞 」(practical photo認定講座 監修者・講師・プロカメラマン 宮木和佳子、出原麗、村上由美により選定 2名)

「 芸術賞 」
(JEARA芸術教育顧問・現代芸術作家 薄久保香により選定 1名)

「 オーディエンス賞 」
(ご来場者投票により選定 – 最優秀賞・優秀賞・奨励賞・4位・5位)

選定者紹介

pic2

宮木和佳子/JEARA Practical Photo認定講座監修者

日本大学芸術学部 写真学科卒業。TV、雑誌、広告、ファッション、写真集、映画等、様々なジャンルで15年間活躍し続ける現役女性プロカメラマン。「金丸茂嶺賞」受賞や「日韓若手カメラマンON&OFF」にて若手カメラマン厳選50人に選ばれるなど若手時代から頭角を現す。2011年からは、カメラマンとして勢力的に撮影する傍ら、指導にも力を入れる。実践で使えるテクニックを女性目線で分かりやすく指導する力に評価が高い。


pic2

出原麗/JEARA プラクティカルフォト認定講座・講師・プロカメラマン

日本大学芸術学部写真学科卒業。出産、育児に専念後、介護職等を経てスタジオフォトグラファーとなる。写真スタジオにて人物ポートレートの撮影を延べ1000人以上行う。自身の経験を活かした、赤ちゃんから大人までの撮影、中でも女性や子どもの丁寧な撮影に定評がある。現在はフリーカメラマンとして、人物撮影、舞台や料理などフィールドを広げている。2016年より100%PARADEオフィシャルカメラマンを務めている。本講座では、目先のテクニックではなく、写真をしっかり基礎から習得できる様、一人一人をフォロー。それぞれの持ち味を最大限引き出し、写真をより楽しんでもらえる授業を信条としている。


pic2

村上 由美/JEARA プラクティカルフォト認定講座・講師・プロカメラマン

「ブルーインパルスをもっとかっこよく撮りたい!」という思いからカメラマンを志し、本格的に写真を学ぶ。現在は、ブルーインパルスをはじめ世界の戦闘機の撮影の他、ジャルジャル(舞台撮影・コント会議内での撮影と出演)・ミスインターナショナル(同行撮影)をはじめとする音楽、お笑いライブのバックステージ撮影、プロレスのリングサイド撮影、選手の宣材撮影など、幅広いジャンルでカメラマンとして活動中。ライブ感、臨場感が伝わる、瞬間の動きや表情をおさえた表現力の高い写真に定評がある。カメラマンとしてより幅を広げ、指導スキルを身に付ける為、Practical photo1級・Practical photo認定講座インストラクター資格を取得し、現在は講師としても活動中。カメラマンとしての現場での経験を活かした、より実践的でわかりやすい指導で人気が高い。


pic-1

薄久保香 / JEARA 芸術教育顧問東京藝術大学大学院 博士号取得

東京、ベルリン、シカゴ、ソウル等での展示活動他、Diorとの特別企画作品を実現させるなど、海外からも注目を集める現代美術作家。アーティスト活動の傍ら、様々な大学で講師を務め、JEARAのデッサン講座の監修を務める等、アート教育にも力を入れる。

総評 – 宮木 和佳子 –

皆様、展示お疲れ様でした。

「写真のチカラ」がテーマの今回の公式写真展ですが、前年度よりも飾られている写真の「必然性」が増し、クオリティもより高まり、随所において「プラクティカルフォトらしさ」が見えたような、そんな展示だったと思います。製作段階においても、多くの方が非常に意欲的であり、自分の出来うるすべての努力を費やして、写真一枚の制作に関わって頂き、とても嬉しく思います。

撮影だけでは「写真」になりません。撮影をし、何十枚、何百枚の中からセレクトをし、プリント、額装、展示という工程を踏んで、やっと「写真」になることができます。改めてギャラリーで自分の作品を見た時、どんな気持ちでしたか?

作品における必然性とは、「飾られるに値する写真」という意味を持っています。
飾られるに値する写真とは、撮影から展示までに通過するべき多くの段階を踏んでも尚、「作品」として、「魅せる」力があり、隣り合う写真に存在感を奪われることなく見た人の記憶に残留することができる写真です。
さあ、いかがでしょうか。

「写真のチカラ」という言葉は、今回の展示だけでなく、みなさんが写真を続ける限り、永遠に向き合っていかなければならないテーマです。それはほとんどの撮影において厳しく、難しいものかもしれませんが、
思いもかけない時に、みなさんを助けてくれるはずです。

また一年後、さらに成長したみなさんの写真に触れることができるのを
講師、事務局一同、楽しみにしております。

 

ベストフォトグラファー賞 選考について – 宮木 和佳子 –

今回は2名のグランプリとなりました。
両者ともとても完成度が高く、「写真の力」を表現している写真だったのですが、比べるにはあまりにも方向性が違う写真であり、同じ目線で甲乙を付けることができないことから異例の2名受賞としましたが、もう少し求めてもいいのであれば、両者とも最後まで残ったものの、もう片方の写真を圧倒するような「決定的ななにか」が両者ともなかった、とも言えます。とはいえ、非常にレベルとしては高い2つの写真ですので、今後の撮影活動に期待するという気持ちも込めてW受賞とさせていただきました。

ベストフォトグラファー賞
『 エアロ・ダブルウィングの肖像 』


s_鈴木 英彰/エアロ・ダブルウィングの肖像 (2)

photo by 鈴木 英彰
1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


選評
― 宮木 和佳子 ―

 モノクロでありながら、どっしりとした存在感をうかがわせる一枚です。
繊細に差し込んだ光や、思い切った構図ともに、鉄道そのもののドラマを描いてしまうような力があります。「鉄道」としての要素と、「形状」の面白さ、「モノクロ」としての階調がよいバランスで共存し、何度見ても深みがある作品です。
さらに撮影から、額装までのプロセスにおいて、一貫した感性から外れることなく製作できたのも良かったと思います。

選評
― 出原 麗 ―

 強烈ではないけれど、見る人の趣味趣向を超えて平等に心に残る、そんな印象を受けました。「動」として撮影されることが多い鉄道を、じっくりと肖像として「静」で撮影したことが、静かなインパクトになっています。静かな、だけど確実な存在感があります。
形状の捉え方や、モノクロ、光の選び方にも塾考が感じられ説得力があります。被写体とじっくりと対峙されていて、それが写真に反映されています。

選評
― 村上 由美 ―

 鉄でできた大きなモノに「肖像画」と擬人化しているタイトルを付ける所に好感を持ちました。モノへの愛情の持ち方は色々とあると思いますが「肖像画」と付けるところに被写体への敬意すらも感じます。
モノクロの中で滑らかな階調で表現された顔部分を見ていると、鉄道の写真と聞いて思い浮かべるような種類の写真とは全く違く、まるでライティングされ展示されている造形物のようでした。やはり愛情を持って撮られた写真は特別だと感じさせられる1枚でした。

 

ベストフォトグラファー賞
『 Mother ~Matumaini felt studio,Kenya~ 』


s_hagamiyoko04 クレジット

photo by YOKO HAGAMI
1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


選評
― 宮木 和佳子 ―

 撮影者の「これが撮りたかった」という気持ちが強く届いた一枚でした。
一見簡単そうにみえる光のバランスや露出の的確さ、被写体との距離感などテクニカルな部分も十分に考えられたもので繊細に写せています。
さらにテクニカルだけに安心せず、「私」という撮影者の意思を存分に表現している点が良かったです。
強さ、弱さ、悲しみ、嬉しさ、見る人によって様々な印象を与えるような「問いかける力」があり、それが今回のテーマ「写真の力」につながっていると感じられました。

選評
― 出原 麗 ―

 ただの通りすがりでは撮影出来ない、被写体の心情が滲み出た表情をよく捉えています。撮影者がこの『mother』に寄り添っているような気配を感じます。被写体との密な心情のやりとり、時間が閉じ込められているような。プリントとしても色彩、とくに肌の色艶が美しく目を引きます。
この一枚の影にたくさんのシャッターを重ねたことが感じられます。一枚で彼女を取り巻く本当の問題がなにかを伝えるのは難しいですが、きっかけになる一枚ではないでしょうか。

選評
― 村上 由美 ―

 ”mother”というタイトルと写真を併せて見た時に「この人は誰かの母親で、母親である彼女が何を憂いているのか、何かを願っているような祈っているようにも見える…彼女は何を思っているのかな」と被写体の人生に興味が湧きました。
素直に写真の中に気持ちが入っていけるのは構図や露出に説得力があり、撮影者に迷いがないから出てくる説得力だと感じました。
そして撮影者が遠い異国の地に被写体を求めて行った姿勢に賛辞を送りたいです。
被写体への想いを馳せると同時に、撮影者の好奇心や探究心を想像するとワクワクしました。

 
 

芸術賞
『 百奇夜行 』


s_PURACO/百奇夜行  (本名:金子 友和) (2)

photo by 金子 友和( PURACO )

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー

 
選評
― 薄久保 香 ―

工業地域を象徴とするように建つ煙突は、空に無機質な直線を描き、またそこから排出される蒸気は、大気のエネルギーと交わりながら空に束の間のオートマティックな形態を描く。
夜は、我々のイメージの中において、しばしば「闇」を彷彿とさせるが、現代の都市近郊に暮らす人々にとっては、人工的な光と隣り合わせる「明るい暗闇」として表現される夜の方が、鮮やかな実在性を持つのかもしれない。
また、この作品はシュルレアリスムを代表する作家ルネ・マグリットの《光の帝国》を彷彿とさせる。《光の帝国》は、日中の青空を背景に、夜の闇に包まれる家や夜道いう景色が描かれた作品である。つまり、現実の世界では、決して同居することの無い、「昼と夜」という、相反する要素が一つの画面の中に共存しているのだ。
現実には起こりえない状況やモチーフを組み合わせる手法は、シュルレアリスト達が多く用いた手法の一つであり、その違和感から日常の中に潜む不条理や驚異を露わにさせるのだ。
しかし、光の帝国は、この差異を用いているにも関わらず、一見すると、その対立性に気が付かないほど自然な設定として作品が成立し、時間差で違和感がやってくるという点も、また特徴的である。
《百奇夜行》この作品は、人工物と自然法則、闇と光といった対立要素が、お互いの意味を補い合うことにより、現代を表す一つのイメージを形成している。

 

オーディエンス賞
(ご来場者投票により選定 – 最優秀賞・優秀賞・奨励賞・4位・5位)


最優秀賞(58票)


s_篠原祥二/青藍の煌き (1)

「青藍の煌き」
photo by 篠原 祥二

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


s_山田弥佳/ガラスのハート  (本名:生末弥佳)

「ガラスのハート」
photo by 山田 弥佳

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


優秀賞( 44票 )


s_香川智彦/生きる - at the floating village on the lake Tonlé Sap -

「生きる ~ at the floating village on the lake Tonlé Sap ~」
photo by 香川 智彦<Life Craft Photo Works>

準1級資格取得者


s_染谷真弓

「艶」
photo by 染谷 真弓

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー


奨励賞( 42票 )


s_相馬一仁/Ojos de Dios

「Ojos de Dios」
photo by 相馬 一仁

準1級資格取得者


4位( 39票 )


——————–
作者様のご希望により、
こちらの作品は非公開となります。
——————–

「Birds of a Feather -(表)」
photo by Kurokawa Kazumi

1級資格取得者


5位( 38票 )


s_小林幸子/厳寒の白鳳

「厳寒の白鳳」
photo by 小林 幸子

1級資格取得者・Photographer’s Lab メンバー

フォトグラファー達が学んだ「プラクティカルフォト」とは?

pp-bt

次回の体験クラス募集は見逃さない!という方のために

2016-09-01


お持ちのカメラでOK!
~ Practical Photo認定講座 ~

″年間1000人が体験する人気の「体験クラス」”

次回募集スタート時にお知らせメールが届きます!

form-8-30

※印は必須項目です。













 
【 開催予定 体験クラス内容 】

現役プロカメラマンのテクニックを公開します。
=================================
・“うまい写真”“良い写真”を撮るコツとは?
・劇的に変わる“美しく見せる”人物撮影テクニック!
・小物を“オシャレに見せる”3つの構図テクニック!
=================================

【場所】 新宿校

東京都新宿区西新宿7-5-14 井上ビル12号館 302号
「一般社団法人 日本アート教育振興会 新宿校」

【アクセス】
都営大江戸線新宿西口駅D5出口徒歩5分/JR新宿駅西口徒歩7分/西武新宿駅徒歩6分/
その他、小田急線、京王線新宿駅からの利用可能。

【当日の持ち物】 お持ちのカメラ
(スマホ、iphoneなど携帯電話についているカメラではご受講できません。)

 

2016年 art photo展 受賞者発表!

2016-07-11


6月16日から6日間にわたり開催された「JEARA公式 art photo展 in 2016」は、ご来場の方々から多数のご好評をいただき、終了致しました。ご来場いただいた皆様には、心より感謝申し上げます。
今年は、準1級以上を取得したフォトグラファー44名及び、プラクティカルフォト認定講座監修者・講師の作品が出展され、監修者・講師の作品を除く作品の中から、下記の賞が選ばれました。

「 ベストフォトグラファー賞 」
(プラクティカルフォト認定講座 監修者・プロカメラマン 宮木和佳子により選定 1名)

「 芸術奨励賞 」
(JEARA芸術教育顧問・現代芸術作家 薄久保香により選定 2名)
※芸術賞審査の結果、今回は「芸術賞」を改め、「芸術奨励賞」を2名選定いたしました。

「 オーディエンス賞 」
(ご来場者投票により選定 – 最優秀賞・優秀賞・奨励賞・4位・5位)

選定者紹介

pic2

宮木和佳子/JEARA プラクティカルフォト認定講座監修者

日本大学芸術学部 写真学科卒業。TV、雑誌、広告、ファッション、写真集、映画等、様々なジャンルで16年間活躍し続ける現役女性プロカメラマン。「金丸茂嶺賞」受賞や「日韓若手カメラマンON&OFF」にて若手カメラマン厳選50人に選ばれるなど若手時代から頭角を現す。2011年からは、カメラマンとして勢力的に撮影する傍ら、指導にも力を入れる。実践で使えるテクニックを女性目線で分かりやすく指導する力に評価が高い。


pic-1

薄久保香 / JEARA 芸術教育顧問東京藝術大学大学院 博士号取得

東京、ベルリン、シカゴ、ソウル等での展示活動他、Diorとの特別企画作品を実現させるなど、海外からも注目を集める現代美術作家。アーティスト活動の傍ら、様々な大学で講師を務め、JEARAのデッサン講座の監修を務める等、アート教育にも力を入れる。

「JEARA公式art photo展 in 2016」総評
– 宮木 和佳子 –

今回は、みなさんがこれまで課題などで取り組んできた「全くの自由」なテーマ選びから、「feel」というテーマを念頭に置いての制作でした。
1点の写真に集中して個を閉じ込め一気に開放する、そんな写真的で個性的な作品が多くみられました。来場者の方もいろんなfeelを感じられたかと思います。また次回の展示が楽しみになりました。

今回のテーマ

「feel」をどのように読み解くか。

テーマとしては、自由度が高く解釈をいろいろと出来るテーマでしたが自分の中でしっかりと意味付けできましたか?
普段の撮影スタイルから、「feel」というテーマに向き合うことで、もう1段階自分の世界観を広げてもらえれば、と思いましたが、難しかった人も多かったようです。
人に展示をして見せるものであれば、その製作期間が長ければ長いほうがよりクオリティや目指す場所を高くすることができます。
もちろん出すことだけでも大きな経験になりますが、feelというテーマを深く読み解き、自分の中での「feel」に落とし込む、自分だけで自由に撮影し展示する場ではないからこそ、取り組む姿勢から大きく変化させることも必要です。
撮影を掘り下げて考えていくと、「どれだけ変化できるか」が大きな鍵となってきます。

まだみなさんは写真を始めたばかりです。大きな可能性や吸収をもとめて「変化」を怖がらないでください。
時に苦しいこともありますが、それすらも糧となるはずです。
新しい自分、本当の意味での私らしい写真というのは必ずその先にあります。
自分を信じて、感じて、時に変化を受け入れながら、作家活動を続けていってください。

ベストフォトグラファー賞
『 Tokyo 』

NAICHI LIU

photo by NAICHI LIU
1級資格取得者・Photographer’s Labメンバー

選評
― 宮木 和佳子 ―

 今回は、共通テーマだった「feel」ということをどれだけ写真で表現できたか、また写真を見る第三者をどれだけ巻き込めたか、という点において選出いたしました。

最初に見た瞬間、じっくり見た後、会場を出た後、全ての瞬間において様々なインパクトがあり、記憶にしっかりと残る作品だったと思います。
どのタイミングでもしっかりと印象に残る写真というのは、構図、技法、明度表現全てにおいて、製作者の意図が整理され、過不足なく計算され尽くした写真だからでもあります。
さらに、描写の部分では、ブレを効果的に出すことによりよく見てみたいと思わせる、といった「程よく第三者を裏切る」仕掛けが絶妙なバランスで組み込まれています。
同じ写真を見る短い間に、印象を様々に変化さることに成功したという点が、オーディエンス賞1位にもつながったのではないでしょうか。
突発的に「ココ!」と感じる衝動と、それを十二分に写真に写し込める冷静さの両方のバランスがよくとれていました。

作品としての写真、自己表現としての写真は、「被写体がしっかり写っていること」だけが全てではありません。
むしろ何もピントが合っていなくても、被写体が最終的に何か、ということが伝わらなくても、その根底にある自分のイメージやテーマ、表現したいことが写真に出ていたらそれでいいのです。
逆に、しっかり被写体が写っていても、そこから感じられるものがないのであれば、「表現」としては物足りないですね。

たった1枚で、何が伝えられるか。
NAICHI LIUさんの写真はそれを見事に表していたと思います。

 

芸術奨励賞
『 Large pillar-supported building 』

Aya Sato

photo by Aya Sato
1級資格取得者・Photographer’s Labメンバー

 
選評
― 薄久保 香 ―

Aya Satoさんの作品に登場する組柱は、暗示的なオブジェのような印象を受けます。実在するものを冷静に記録しているようでありながら、作者の主観により選び出された視点や色調により、作品の中には、ハイブリッドなリアリティが生成されています。
4点を結合させた試みは、一点一点の写真が持つ構図の完成度とは異なり、挑戦段階という印象をうけました。今後も作品を構成したり展示をする際、是非コンポジションという観点からも研究を続けてみてください。

 

芸術奨励賞
『 くもの糸 』

artphoto-artistic-2s

photo by 小林幸子
1級資格取得者・Photographer’s Labメンバー

選評
― 薄久保 香 ―

小林幸子さんの「くもの糸」は、写真が得意とする即時性と、作者の視点が強く交差する作品です。
構図はシンプルですが、要素を絞ったことにより、作品の持つ主題が強く表出されています。鮮やかな色彩が、モチーフを通して死生観を問うようにも感じられます。周囲の環境の中に眠る、見過ごしてしまうような静か存在を丁寧に掬い上げた作品だと感じました。

 

芸術奨励賞選出に於いて ― 薄久保 香 ―
 今回は「実在を巡る視点」を手がかりに作品を選出させて頂きました。
写真は大切な瞬間や即時性を記録することに優れている一方、無機物を有機的に変容させたり、重厚かつ男性的なものから精緻な女らしさを見出すことも可能です。そして写真は、論理的であれ感覚的であれ、作者の「視点」が強く反映される表現媒体です。別の言い方をすると被写体は撮られることではじめて写真という現実の中に意味を与えられます。そこには作者の「こうあって欲しい」、「これは~な筈」という意図や観念性が意識、無意識に関わらず強く影響を及ぼします。対象と視点という関係性は、あらゆる場所に「美」を出現させます。

オーディエンス賞


最優秀賞


 
NAICHI LIU

「 Tokyo 」
photo by NAICHI LIU

1級資格取得者・Photographer’s Labメンバー

 


優秀賞


 
土井 幸子

「 雨音 」
photo by 土井 幸子

1級資格取得者・Photographer’s Labメンバー

 


奨励賞


 
Yuriko Shigetoshi

「 三日月と蒼い追憶 」
photo by Yuriko Shigetoshi

1級資格取得者・Photographer’s Labメンバー

 


4位


 
佐藤 祐民子

「 Your fellow 」
photo by 佐藤 祐民子

1級資格取得者・Photographer’s Labメンバー

 


5位


 
野口 清史

「 躍 動 」
photo by 野口 清史

1級資格取得者

 


5位


 
MO.NAKA

「 雫の奏 」
photo by MO.NAKA

1級資格取得者

~ 多数ご来場いただき、誠にありがとうございました。 ~
2017年の「JEARA公式 art photo展」も、是非楽しみにお待ちください!

 


フォトグラファー達が学んだ「プラクティカルフォト」とは?
pp-bt


2016年 art photo展 開催のご案内

2016-05-17
artphoto-exhibition-2016


2016年 JEARA公式アートフォト展


【日程】
・2016年6月16日(木)- 21日(火)

【時間】
・11:00-19:00
※最終日21日は17:00まで

【会場】
・プロモ・アルテ PROJECT GALLERY (プロジェクト・ギャラリー)
HP< http://www.promo-arte.com >

【会場へのアクセス】
最寄り駅: 地下鉄 表参道駅 B4出口から徒歩5分

Address:東京都渋谷区神宮前5-51-3 Galeria Bldg.2F

【会場マップ】



出展作品の中から下記の賞が付与されます。



★「 ベストフォトグラファー賞 」(practical photo認定講座 監修者・プロカメラマン 宮木和佳子により選定 1名)
★「 芸術賞 」(JEARA芸術教育顧問・現代芸術作家 薄久保香により選定 1名)
★「 オーディエンス賞 」(ご来場者投票により選定 – 最優秀賞・優秀賞・奨励賞・4位・5位 各1名)


pic2

宮木和佳子/JEARA プラクティカルフォト認定講座監修者

日本大学芸術学部 写真学科卒業。TV、雑誌、広告、ファッション、写真集、映画等、様々なジャンルで16年間活躍し続ける現役女性プロカメラマン。
「金丸茂嶺賞」受賞や「日韓若手カメラマンON&OFF」にて若手カメラマン厳選50人に選ばれるなど若手時代から頭角を現す。
2011年からは、カメラマンとして勢力的に撮影する傍ら、指導にも力を入れる。
実践で使えるテクニックを女性目線で分かりやすく指導する力に評価が高い


pic-1

薄久保香 / JEARA 芸術教育顧問東京藝術大学大学院 博士号取得

東京、ベルリン、シカゴ、ソウル等での展示活動他、
Diorとの特別企画作品を実現させるなど、海外からも注目を集める現代美術作家。
アーティスト活動の傍ら、様々な大学で講師を務め、
JEARAのデッサン講座の監修を務める等、アート教育にも力を入れる

 
 

※ 体験クラスご希望の方は、
下記ボタンをクリックし、専用サイトからお申込みください。

pp-bt
コンパクトデジカメでも、一眼レフでもOK!
初心者~上級者の方までお気軽にご参加ください。

今なら「無料」で体験クラスに参加できます!

2016-04-13

※今期の募集は修了いたしました。多数お申込みいただき誠にありがとうございました。(スタッフより 2016.9.1)
 
artphoto-home-3
プラクティカルフォト認定講座 6期生募集スタート!
今だけ!無料体験クラス 実施中!

※ 人気の講座のためすぐに満席となります。
ご希望の方はお早めにお申込みください。

pp-header

 

※ 体験クラスご希望の方は、
下記ボタンをクリックし、専用サイトからお申込みください。

pp-bt
コンパクトデジカメでも、一眼レフでもOK!
初心者~上級者の方までお気軽にご参加ください。

年2回のみ開催★1000円で体験できるフォト講座開催!

2015-10-30

lesson-taikenプラクティカルフォト 認定講座
5期生 生徒募集中
現役女性フォトグラファー監修


「短期間」で身に着けられる、
100以上のオリジナル上達セオリーを公開。

講座スタート :2016年1月中旬スタート

実践的なスキルが身に付く大変人気の講座になりますので、
ご希望の方はお早めにお申込みください。

※講座詳細のパンフレットは、体験クラスで
配布しておりますので、是非お気軽にご参加ください!



今なら、1000円で体験できる体験クラス実施中!
年2回のみの開催です。今期をお見逃しなく!
↓クリック↓

apply

« Older Entries Newer Entries »
Copyright© 一般社団法人 日本アート教育振興会  ( Japan Education of Art Association ) All rights Reserved.